AccelShift
中央化学株式会社

経営戦略部の実務に合わせたAI研修を設計・実施

一般的なツール研修ではなく、経営戦略部が普段扱っている業務そのものを題材にした。

研修の進め方の違いを示す図。左は講師がスライドを映し、受講者が座って聞いている状態。右は受講者がそれぞれノートPCで自分の業務を扱い、講師が横について個別に見ている状態。
企業情報
中央化学株式会社/製造業
ご支援内容
AI人材育成・研修
使用技術

チャプター 1

研修を受けた翌日に、手が止まる

生成AIの研修は数多くあります。その多くはツールの操作説明で、受講中は問題なく動かせます。ところが翌日、自部署の資料と数字を前にすると手が止まる。何をどう頼めばいいのかが分からない。

原因は理解不足ではなく、題材が自分の業務ではなかったことにあります。汎用の例題で覚えた手順は、実務の複雑さの前では応用が効きません。「研修は受けたが業務は変わらない」が起きるのは、たいていここです。

受講後のアンケートでは、こうした研修も高い満足度が出ます。分かりやすかった、勉強になった、と。ただそれは研修そのものの評価であって、業務が変わったかどうかとは別の話です。満足度と成果を切り分けて考えないと、毎年同じ研修を繰り返すことになります。

チャプター 2

カリキュラムを、その部署のためだけに設計する

今回は経営戦略部が対象でした。まず、普段どんな資料を作り、どこに時間を取られているかをうかがうところから始めています。市場データの整理、社内向けの説明資料、部門をまたぐ情報の集約。実際に扱っているものを見せていただきました。

そのうえで、演習の題材を御社の実務そのものに差し替えたカリキュラムを設計しました。汎用の例題は使いません。研修中に作ったものが、そのまま翌日の業務で使えることを狙っています。

部署を絞ることにも意味があります。全社向けの研修は、どの部署の人が聞いても分かる内容にする必要があり、結果として誰の業務にも当てはまらない一般論になりがちです。対象を絞るほど、内容は具体的にできます。

チャプター 3

聞く時間より、手を動かす時間を長く

構成としては、講義を聞く時間を最小限にし、手を動かして自分の業務で試す時間を長く取りました。詰まったところをその場で拾って解説するほうが、一方的な説明より定着します。

手を動かしてもらうと、想定していなかった質問が出ます。この資料はどう頼めばいいのか、この数字の扱いはどうするのか。そうした具体的な詰まりこそ、翌日から使えるかどうかを分ける部分です。講義形式では、この質問が出てきません。

研修の場で完璧に使えるようになる必要はない、とも考えています。大事なのは、詰まったときに自分で抜け出せる型を持って帰ってもらうこと。すべてを教え切ろうとするより、そのほうが現場に残ります。

受講者が自部署の業務に持ち帰れる状態を目指し、研修後も使い続けられる型を残す形で実施しました。

課題
生成AIの研修は数多くありますが、その多くはツールの操作説明で終わります。受講した直後は使えた気になっても、自部署の資料と数字を前にすると手が止まる。「研修は受けたが業務は変わらない」が起きやすい構造でした。
打ち手
経営戦略部が実際に扱っている資料と業務フローをうかがったうえで、カリキュラムを設計しました。演習の題材は御社の実務そのもの。講義を聞く時間より、手を動かして自分の業務で試す時間を長く取っています。
その後
受講者が自部署の業務に持ち帰れる状態を目指し、研修後も使い続けられる型を残す形で実施しました。

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